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ボルドーのチーズ専門店

チーズは、主食とデザートの間に食べるフランスでは欠かせない食べ物です。中には、チーズだけで食事を済ませる人もいます。また、チーズと合う飲み物として知られているのがワインです。このワインとチーズで有名なヌーヴェル=アキテーヌ地域圏は、その両方が味わえる最もおすすめの場所です。ここでは、ボルドーのチーズ専門店とそのチーズを紹介しています。

フロマージュリ・ドゥリュエル

チーズ専門店のフロマージュリ・ドゥリュエル(Fromagerie Deruelle)は、お洒落な雑貨屋のような店構えをしています。綺麗に陳列されたショーウィンドウと間接照明で照らされた店内には、心地良い音楽が流れています。ここで働くヴァンサンは、「店内のプレイリストは、Radio Meuh(Meuhとはフランスで牛の鳴き声を表す)というチーズを数多く製造しているオート=サヴォア県(Haute-Savoie)のラジオを流している」と述べています。彼はまた、2011年にフロマージュリ・ドゥリュエルを創業したエロディー・ドゥリュエル(Elodie Deruelle)について「彼女は直接チーズ生産者とやり取りをしていて、高品質なチーズかどうかと動物がどのように飼育されているかが生産者を決めるポイントだ」と説明しています。
このチーズ専門店で最もおすすめなのが、「エスカデュ(Escadut)」と呼ばれるオーガニックファームで作られた柔らかいチーズです。このチーズは熟成中に「ジュランソン(Jurançon)」という白ワインを使ってチーズの表面の皮を洗っています。「エスカデュ」はサン=ネクテール(Saint-Nectaire)チーズに似た柔らかさのチーズで、胡桃やヘーゼルナッツのような味わいを堪能することができます。
 

Fromagerie Deruelle
©Loïc Graniczny 

 

  • 66 Rue du Pas-Saint-Georges, 33000 Bordeaux

 

フロマージュ・ナンズーティ

フロマージュ・ナンズーティ(Fromages Nansouty)の創設者ヴァネッサ(Vanessa)は、人々にチーズをより知ってもらえるよう2014年にこのお店をオープンしました。彼女はチーズについて「私は1人のフランス人として、ローストビーフや美味しいデザートと同じくらいチーズは食卓には欠かせないものだと思っている」と話しています。彼女はまた、来店するお客様におすすめのチーズやどのワインとチーズが合うのか等のアドバイスもしています。
このチーズ専門店で最もおすすめなのが、ロット=エ=ガロンヌ県(Lot-et-Garonne)にある牧場のヨーグルトやリ・オ・レ(ライスプディング)、搾りたての牛乳等のオーガニック製品です。

Fromages Nansouty
©Fromage Nansouty

 

 

  • 314 Rue Pelleport, 33800 Bordeaux

 

マダム・フロマージュ

マダム・フロマージュ(Madame Fromage)という名は店主の本当の名前ではありません。この店のオーナーは、シルヴェット(Sylvette)とルイ・サルブルー(Louis Salbreux)といいます。この若いカップルは、チーズに情熱を持ち、他の人ともチーズの素晴らしさを共有できるようマダム・フローマージュをオープンしました。彼らは、リーズナブルな値段でチーズを販売しているこのお店について「お客様にチーズを試食してもらい、そのチーズに関する感想を聞きながらアドバイス等をしている」と語っています。
このチーズ専門店で最もおすすめなのが、カピュサン地区にある「レトリー・ブルディガラ(Laiterie Burdigala)」という乳製品専門店のモッツァレラです。このモッツァレラはそのままでも、オリーブオイルをかけても美味しく召し上がれます。また、モッツァレラはシャラント県(Charentes)から取り寄せたオーガニック牛乳を使ってボルドー市内で作られています。

Fromagerie Madame Fromage
©Madame Fromage

 

  • 3 Quai Deschamps, 33100 Bordeaux

 

フローマージュリ・ベイユヴェール

1980年、パスカル・ベイユヴェール(Pascal Beillevaire)はマシュクール(Machecoul)近くの市場で生クリームを販売していました。この経験により、近所にある牧場の牛乳を使用した彼が初めて作ったチーズ「マシュクーレ(Machecoulais)」が誕生しました。フローマージュリ・ベイユヴェール(Fromagerie Beillevaire)はボルドー市内のグラン・オム広場(Place des Grands-Hommes)にあります。このお店は瞬く間に有名になり、今ではボルドーだけでなくパリやロンドンにも店舗を構えています。
このチーズ専門店で最もおすすめなのが、雌羊の乳でできたトムで知られている、くせがなくフルーティーな味わいのチーズ「オッソー・イラティ(Ossau-Iraty)」です。また、ペイ・バスク(バスク地方)の甘みの強い黒いサクランボ(Cerise noire)のジャムをつけて食べるとさらに美味しくいただけます。

Fromagerie Beillevaire
©Fromagerie Beillevaire

 

  • 8 bis Rue Michel Montaigne, 33000 Bordeaux
  • et 5 Cours Portal, 33000 Bordeaux

 

ジョスリーヌ・ギィヨーム:カピュサン市場

カピュサン市場(Marché des Capucins)で15年前からチーズや乳製品を販売しているジョスリーヌ・ギヨーム(Jocelyne Guillaume)では、新鮮な牛乳や真っ黒なチーズケーキのトゥルトー・フロマジェ(Tourteau fromager)、フロマージュ・ブラン(フレッシュチーズ)、トム(山岳地方のチーズ)、ビュッシュの形をしたチーズ、ペイ・バスク(Pays Basque)で製造されているヤギのチーズを使ったビスケット、イチャスー(Ixtassou)の蜂蜜等、200種類以上もの製品を取り扱っています。また、品質の良いリーズナブルな値段のチーズを笑顔で接客してくれます。このチーズ専門店で最もおすすめなのが、「アリユス(Arrius)」と呼ばれる、牧場で搾りたての牛乳を使って作られたチーズです。このチーズは、ピレネ=アトランティック県(Pyrénées Atlantique)にあるオジュ=レ=バン(Ogeu-Les-Bains)で製造されています。この常連客に人気の「アリユス」は、イチジクのジャムをつけて食べても美味しいです。

 

  • Place des Capucins, 33800 Bordeaux

 

また、見られるように