
ボルドゥレ公園
ジョギングや家族で過ごすのに最適なボルドゥレ公園(Parc Bordelais)は、「都市に住む人々の自然溢れる田舎」のような役割を担っています。
ボルドーで最も大きい公園
ボルドー・メトロポールにあるボルドゥレ公園の責任者ジェローム・ボネ(Jérôme Bonnet)は、自然の空気が吸えるこの公園について(アマゾンの森林が地球の肺と言うことに因んで)「ボルドーの肺」と述べています。ボルドゥレ公園は、国が指定する「フランスのエコロジーに特化した緑地・傑出した庭園」にも登録されています。この1888年にオープンしたボルドーで最も広大な公園は、景観作家のウジェーヌ・ビュラー(Eugène Bühler)が当時のパリの大きな公園から着想を得てつくられました。また、28ヘクタールある敷地には、数多くの並木道や樹々があるスペース、英国式庭園のような小さな橋がかかった川、1ヘクタールある池、綺麗に配置された植物、売店、子供が楽しめるスペースやアクティビティ等があります。
子供にとっての楽園!
ボルドゥレ公園には、勿論ブランコや滑り台といった遊具スペースがありますが、動物が飼育されているスペースもあります。ガスコン豚(Cochon Gascons)やバスク豚(Cochon Basques)、ピレネー山脈のヤギとロバ、ガスコーニュ(Gascogne)の七面鳥、黒いうさぎのラパン・シェーヴル(Lapin Chèvre)等、この地域に生息し、絶滅の危機に瀕する家畜を見ることができます。動物が出産した際は、その子供を絶滅しそうな動物を増やすためのプログラムの中に加えています。また、池には白鳥やバン、アヒル等が生息しています。
自然が好きな方におすすめ
一風変わった方法でボルドゥレ公園を巡りたい方には、プティ・トラン(観光ミニ列車)がおすすめです。公園には、メリーゴーランドやゴーカート、マリオネット(人形劇)といった子供が楽しめるスポットもあります。また、約3000本あるうちの約1000本が樹齢100年以上ある樹木や50種類もの素晴らしい植物がボルドゥレ公園にあるため、自然が好きな方は必見です。公園内にあるメキシコラクウショウやモンテズマ糸杉は、高さ21メートルで樹齢200年です。
ボルドゥレ公園にある芸術作品
彫刻が好きな方は、パリにあるオルセー美術館が所有するフェリックス・スーレス(Félix Soulès)による「ディアンヌによって誘拐されたイフィジェニー(L’Enlèvement d’Iphigénie par Diane)」の像や1889年に設置されたカミーユ・ゴダール(Camille Godard)の胸像といった彫刻作品を見ることができます。