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美味しいカクテルが飲めるボルドーのバー

アメリカの禁酒法時代や1980年代に混ぜられていた品質の悪いお酒によって悪い印象しかなかったカクテルはもうこの時代には存在しません。今日のカクテルは「ミクソロジー」と呼ばれる、味だけでなく目でも楽しめる一種の芸術作品となっています。他の場所でもそうですが、ボルドー市内でもカクテルが飲めるバーは人々に人気のスポットです。

 

絶対に外せないカクテルバー:ル・ポアン・ルージュ

ポアン・ルージュ(Point Rouge)のメニューを見ると、そこには100種類もの異なるカクテルが書かれています。この広さ550m2あるバーは、嘗てシャトー・デスカス(Château Descas)のワイン醸造所として使われていた場所にあります。この落ち着いた雰囲気の店内で、味や素材の組み合わせを最大限まで追求した上質なカクテルを堪能することができます。また、バーにはボルドーで最も美しいワインカーヴのうちの一つがあり、そのカーヴのワインを使ったカクテルがポアン・ルージュのスペシャリテ(看板メニュー)でもあります。「ボルドゥリュッシュ(Bordeluche)」という赤ワインとラム酒、パッションフルーツのピューレ、少量のマリー・ブリザール(リキュール)、一滴の蜂蜜シロップが入ったカクテルがおすすめです。

ジャングルのようなカクテルバー:キング・コング・バー

バリに刺激を受けたキング・コング・バー(King Kong Bar)の店内には、観葉植物がたくさんあり、まるで「ジャングル」にいるかのようなリラックスした雰囲気を味わうことができます。バーにいる「ミクソロジスト」のアルノーは、お客様の好みに合わせた、お客様だけのオリジナルカクテルをその場で提供しています。また、「フュ(Fû)」と呼ばれる、ウォッカ、日本酒、柚子のリキュール、レモンと桃のジュースを混ぜたカクテルや「コンコンバー(Concomber)」という、ヘンドリックス・ジン、サン・ジェルマン(リキュール)、グリーンレモンのジュース、胡瓜シロップ、ピンクペッパー、抹茶味のシュウェップス(炭酸飲料)を混ぜたカクテルもおすすめです。

King Kong Bar - Bar à cocktails
©King Kong Bar

居心地の良いカクテルバー:ル・カルレ・バー

ル・カルレ・バー(Le Carrelet Bar)は2019年にフロー湾地区にオープンしたフレンドリーで居心地の良いカクテルバーです。このバーでは、モヒートやブラッディ・マリーといったクラシックカクテルだけでなく、オリジナルカクテルも味わえます。オリジナルカクテルの中で最も人気のある「ヴァージー・フランキー(Vas Y Francky)」は、ラム酒のプランテーションとパッションフルーツ、オレンジ、バニラを混ぜたカクテルです。また、「べべ・フランキー(Bébé Francky)」という、林檎ジュースと、絞ったオレンジ、パッションフルーツのピューレ、ミント、バニラシロップを混ぜた「モクテル」と呼ばれるノンアルコールカクテルも飲むことができます。

Le Carrelet - Bar à cocktails
©Le Carrelet Bar

独創的なカクテルバー:マダム・パング

マダム・パング(Madame Pang)の店内には、アジアを彷彿とさせる装飾が施されています。このバーではディムサム(点心)(エビやアヒル肉、野菜等を使った焼売・餃子)をオリジナルのカクテルを飲みながら堪能することができます。このバーにあるカクテルの特徴は、マルティーニとライチを混ぜたスペシャリテの「マダムズ・フェーヴァリット(Madam’s Favorite)」と同様に、カクテルの中には必ずアジアの食材(香辛料やフルーツ、アルコール等)が使用されていることです。

Madame Pang - Bar à cocktails
©Madame Pang 

ビストロノミックなカクテルバー:サンビオーズ

サンビオーズ(Symbiose)はビストロノミック(ビストロの美食)料理が味わえることで有名ですが、カクテルバーでもあります。このバーは、細長い形をしたワイン醸造所だった場所にあり、大きな時計の後ろはトロンプ・ルイユ(トリックアート)の扉になっていて、そこでバーテンダーのルーカスはオリジナルのカクテルを提供しています。サンビオーズで最も人気のある「ゾンビ・グリ・グリ(Zombie gris-gris)」は、パッションフルーツのシロップとジャマイカペッパー、ルイボスティーの水出し、グリーンレモン、グレープフルーツ種子エキス、ワインを薬草や果物で風味付けしたビイル(Byrrh)、パッションフルーツペッパー、ベネディクティン、琥珀色のラム酒、コニャックを混ぜたカクテルです。また、サンビオーズは、ブラン=ベリエ(Belin-Beliet)にある畑で育てている野菜や薬草を使ってカクテルを作っています。

Symbiose Bar - Bar à cocktails
©Symbiose Bar 

また、見られるように