サン・ミッシェル大聖堂の尖塔

塔の地下は納骨堂があることでも有名です。

サン・ミッシェル大聖堂はサン・タンドレ大聖堂と同様に、聖堂とは別に独立して建っている鐘麟が特徴的です。

この尖塔は、意外にも１５世紀に集団墓地の上に建てられ、１８世紀後半には鐘楼の地下室に数体のミイラが展示されていました。

ミイラ化した遺体は長い間、鐘楼の地下室に飾られていました。この７０体ものミイラの見物に大勢の人々が訪れました。ヴィクトル・ユーゴやギュスターヴ・フローベール、テオフィル・ゴーティエ、少し前だとフェルディナン・セリーヌといった有名作家も地下室を見学しに来ました。地下には「生き埋めにされた人」や「毒キノコによる食中毒で死んだ家族」、「アフリカ人女性」、「決闘で無念の死を遂げた将軍」等と碑に彫られたミイラが置かれていました。
この不気味な展示物は１９９０年に全て撤去されました。

今日では、ボルドー市民の記憶に新しいこのミイラの展示会について映像を見ながら知ることができます。サン・ミッシェル大聖堂の尖塔と地下にある納骨堂は3月から１０月末まで入館することができます。